2009年6月14日日曜日

高千穂峡


小舟の上の人の大きさと
崖の高さを比べてみて下さい。




カメラのキタムラのメールマガジンに興味深い記事があった。
それは、デジカメが超高画素であるメリットについて。

今や、コンパクトカメラでも 1200万画素以上の画素数で記録できるモノも珍しくない。私自身は、ダイナミックレンジや色再現性を犠牲にする様な画素数競争には反対である。高画素数と高画質はイコールではない。
もちろん、進歩の速い今日この頃、それら性能が総合的に向上してきている事に異論は無いし、喜ばしい事だとは思う。ただ、かつてのディジタルオーディオがそうであったように、周波数レンジのみの拡大は官能的に高性能と体感できる事へ直結しているとは限らないと思うのだ。

さて、そのメルマガ記事の要点を言えば
「画像データの画素数が大きければ、トリミングでの画質劣化を少なくできる」
というもの。まぁ、当たり前の事だ。私もバンバントリミングを行うので、高画素の方がありがたい。
しかし、読み進めると恐ろしい事が…。

デジタル画像では、撮影した後の加工が、フィルムより簡単です。だから、横位置で撮った画像を半分程度に切れば、縦位置の画像は後から作れます。ということは、全体で有効1200万画素の画質がありさえすれば、その半分を切り捨てたとしても、約600万画素は余裕で確保できるので、大伸ばしプリントの画質にも十分に耐えます。だったら、撮影するときは、必要に応じて広角レンズを使いながら、全コマを基本的には横位置のみで撮影し、必要な場合だけ、後で縦長にトリミングするという方法でも、特に問題はないはず
最新の超高画質デジカメは、縦位置で撮らなくても良い?, イワサキのツウ学, キタムラ フォトライフ 2009/06/08

これは、明らかに写真の本質からずれた議論ではないだろうか?
レンズの画角と遠近感とか、臨場感との関係いうものを全く無視した議論なのでは?

私たちが縦位置で撮影するのはどんな場合だろうか。例えば 主要被写体と空、背景など、高さ方向との関係性を説明する構図を作りたいときかも知れない。または単純に、手持ちの広角レンズ使用でも 被写体が横位置で収まりきらなかった場合ではないだろうか。私自身を振り返ってみると、圧倒的に後者の場合が多いと思う。

全て横位置で撮れるなら、そんな簡単な事はない。でも、現実問題できない場合が多いのではないだろうか。

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