2011年5月2日月曜日

発芽


今日も温かい南風。
この心地よい空気に乗って、ここ角田の耕地にも放射性物質が飛んで来ているのだろう。

さてさて。
私はというと、今のところ逃げていない。

仙台法蓮草。
本当は秋蒔きの品種だが、種を採種したいのものあって春蒔きした。
初夏に食べるのが楽しみだ。



福島第一原子力発電所から約70kmほど離れた「風下の村」が 私の育った故郷だ。そこで今年も野菜の種をまいた。

種を蒔くという行為は、未来を信じること、だと思う。

仙台在住の民俗学者 結城 登美男さんの著書「東北を歩く」に収録されている、この一節が好きだ。

思いきって、「将来を信じる力とは何でしょうか」と聞いてみた。ややしばらくあって、「段取りをとって自然の力を待つこと、かな」と返ってきた。(中略)山里に生活するためには、目の前のことだけに心を奪われてばかりではダメ。夏には冬に使うカンジキをつくり用意し、冬は初夏に田を耕す馬鍬を研いでおくこと。今日やる仕事は明日に成果を得るためではない。その先の暮らしのために備える仕事を段取りという。そして段取りがうまくいっていれば、心はいつも安心だという。心の安心はゆとりを生み、そのゆとりの心は、おのずから楽しみを求めるという。何もなさそうな村から、なぜ四季折々の祭りや芸能が生まれたのか。厳しい山村の暮らしにもかかわらず、人々の表情がなぜおだやかなのか。それを聞いた時、そのわけが少しわかったように思った。
結城 登美男「農の未来を信じる力」より


丸葉小松菜。双葉が早くも虫に食われている。
6月頃には収穫時だろうか?

リアスからし菜。
成長が早いらしく、これも夏になる前に沢山食べられそうだ。

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