2011年10月23日日曜日

TPPのホントのところを知ってほしい

時には、"NO"と言わなくてはならない場面もある。

日本人は「和」を重んじる民といわれるが、例えば、愛する子供をしつけるときはどうか。してはいけないこと、悪いことは、愛情と忍耐をもってそれを教える必要がある。
安全や健康に関わる問題もそうだ。ある考え方や行いの結果、自分自身やその家族、親しい人々、すべての人々…そして、生きとしいくるものすべてにとって有害になる、またはその可能性がある場合、断固とした対応をせねばならない。

いま、まさに激動の時代だ。
私たちの周囲は様々な問題が噴出。たちの悪いことに、その解決への道も幾重にも仕掛けられた砦、堀、石垣、バリケードだらけだ。思いつくまま挙げると、原発震災と放射能汚染、津波被災地の復興問題、公害・乱開発、原子力、グローバル化、飢餓、食料・水争奪戦、領土紛争、米軍基地、失業、医薬品業界と政府の癒着と薬害、学校給食、食習慣、健康危機、医療費危機、財政危機…数え上げてもキリが無い。

これら問題の多くが、いや、ほとんどが、わたしのような一般市民の力が遠く及ばないような場所で何者かによって勝手に引き起こされる。それが、全体の1%にも満たない人々の利益と、他の99%以上の人々の犠牲を生む。

情報が操作され、世論を煽動する。不利益を被る側の人々が、意見の食い違いで分断される。ああ、自ら犠牲を招くことの悲しさよ!! 過去の戦争もそうであったのであろう。原発問題もずっとずっとそうであった。人々は賛成と反対とに分断され、苦しめられるのだ。

最近の例では、小泉政権による「行政改革」だ。わたしもダマされたと自覚している。少しでも世の中がよくなることを期待して、小泉率いる自民党を支持した。しかし、事態は良くなるどころか、むしろ悪くなった。具体的に言えば、格差はますます広がった。郵政事業が民営化されたことによって、それまで分厚い壁で防御されていた「ゆうちょ」がグローバル経済の猛威に曝されることになった。当時マスコミは、政治家たちを「改革派」と、それに反対する側を「既得権益にしがみつく抵抗勢力」というふたつに分断させ、世論を煽った。新自由主義によるメリットばかりが主張され、それによって失われるものについてひた隠し正当な議論をさせない。人々にすべての情報を伝えたのはほんの一部のメディアだけで、ほとんどの人々は「改革」で世の中が良くなることを期待した。だが、それは叶えられなかった。今思えば、私がもっと多くの人々の声に耳を傾ける努力をすれば良かったのだ。小泉・竹中改革は弱者切り捨て路線だと訴えていた人たちもいたではないか。…だからといって、今の日本国民に国家権力の暴挙を阻止できる力があるとは思えないのだが…。

そしていま。

東日本大震災の混乱のなか、立ち消えになったかと思ってホッとしたのも束の間、TPP参加論争が復活しているではないか。 TPPとは何やつかが隠されたまま、大手メディアは参加参加の大合唱。

管政権で突然わいてきたTPP。いきなり何を?気は確かか??
小泉政権とき半ばゴリ押しされた郵政民営化は、あの国による"日本乗っ取り"の下地ならしの一環だった。「日本州」の誕生は近い?

とにかく、実態が隠されているのが深刻だ。テレビ・ラジオや新聞の全国紙からしか情報を得ていないような人々は「何となく、TPP参加するといいのかも?」と判断しかねない状況である。ある人がおばあちゃんから聞いた言葉をまた引用したい。
「いつの間にか戦争になっていた」
いま、TPP問題でも「GDP 1.5%の農民と 98.5%のその他の産業」の二者対立構図をでっちあげ、多くの国民に不利益が生じるであろうことをひた隠している。

まずは、TPPとはいったい何かを、知ってもらいたい。
10分もあれば見れるわかりやすい資料があるので紹介したい。
農文協 TPP推進派にダマされるなよ!

スポンサーの顔色をうかがわないと生きていけないマスコミでの露出が多い推進派。その推進派の言う事だけでなく、できるだけ多くの人々の意見を広く聞くことが大切だと思う。こういった問題についての意見は人それぞれの立場で偏りがちだからだ。

農文協 TPP反対の大義



2 件のコメント:

keita ochiai さんのコメント...

ブログ読ませていただきました。
TPPの事は、今まで農業への影響についてだけ、しかもほんの表面的な事だけしか知りませんでした。とても参考になりました。
ほんとに深刻な問題ですね。

16PK さんのコメント...

keitaさん、
ご訪問とコメント、ありがとうございます。
新自由主義だとかグローバリズムだとか、何となく良いイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。でもそれは大手メディアによる煽動かも知れません。もしくは、義務教育の現場で叩き込まれている可能性もあります。CO2温暖化説もそうですが、プロバカンダは深刻ですね。
日本が誇れることの一つは、国民の識字率が100%であるということでしょう。でも、自ら情報を選び、考え、そして行動している人々が決して多くはないのが現状でしょう。今、まさに個々人の「知性」が問われている時代かと思います。