2011年11月29日火曜日

ムーミンハウス



栃木県那須町にある、「非電化工房」に行ってきた。
発明家・藤村靖之氏が主宰する『地方で仕事を創る塾』を受講するためだ。




"おかね"や "もの" をたくさん得る事こそが、幸せの全てだという固定された考え方のもと、この50年程のあいだに、日本の田舎は疲れ果てていった。

経済成長(もはや、不健全な"経済膨張"と呼ぶべきなのであろうが)第一主義のもとでは、都市化によって人々の支出を上昇させる事こそが社会の目的になってしまっていた。田舎から都市へ、子供を産み育てる世代がどんどんと流出することで、田舎は衰退していった。

田舎の仕事が無くなる
→田舎では現金収入を得られない
→田舎では生活できない
→田舎から都会へ出て働く
→田舎から若い人が減る
→田舎の仕事が無くなる
・・・

という悪循環に陥ってきた。それはこの国のどんな田舎でも、あちらこちらでそうだった。

ところが、いま、世の中が大きく変化しつつある。

これまでの経済成長至上主義が、とうとう行き詰まりを見せてきた。
TPPとかなんとかいう訳解らんものを振りかざしているが、まぁせいぜい、最後の悪あがきをしているといったところだろう。他者が犠牲になる事を前提にした「幸せの仕組み」は、いずれ終焉を迎える。歴史がそれを教えてくれる。

ロバート・C・フルフォード博士が言ったように、私たちはいずれ、今までよりも、より自然に寄り添い、より平和に、より持続的な社会へと進化していく事になるだろう。私たちが生きる社会は、奪い合いの競争社会から、分かちあいの共生社会へと生まれ変わっていくだろう。その変化は、はじめのうちはカタツムリの進む速さのようにゆっくりかも知れない。でも、見回してみると、非常にたくさんの明るい変化の兆しが目につくようになってきた。10年前では考えられないくらいに。

「田舎には仕事が無い」なら、「田舎に仕事を創る」事から始めればいい。
だが、その前に。
都会型の支出生活のパターンが身に付いたままでは、田舎へ移住してもいずれ都会へと舞い戻ってしまうのが落ちだ。田舎暮らしでは、まさに協力と共生の精神が大切になってくる。分かちあいの精神が大切になってくる。どれだけのモノを自分が得たかではなく、どれだけのものを他者へと与える事ができるかが問われる。

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