2011年12月25日日曜日

小豆の調整作業

11月のある日のこと、
母が小豆をビニールシート上に広げているところだった。



脱穀作業後でも、収穫した豆には小さなゴミが混ざってしまう。
大豆は水洗いが厳禁だが、小豆の場合は水を吸収する速さが遅いので、ゴミを水洗いで流してしまう事ができる(私の勝手な推測)。



で、写真は水洗い後の小豆を天日干しにする、の図。




こうしてきれいになった小豆。
これを売り物にするためには、さらに虫食いや変色したもの、小さすぎるものなどを取り除く作業が必要になる。


こういう仕事のときの婆っちゃは真剣である。
小豆は昔から、貧しい農家にとっての貴重な換金作物であったという。



岩手県一関市で農業と農産物加工を営む千葉美恵子氏の講演を聴いた。

千葉さんが加工品の原料の調達に苦慮していた頃、地域のお婆ちゃんたちから原料の小豆を工面してもらった事がきっかけで、お年寄りたちとのつながりが生まれたという。そのときお婆ちゃんたちは「小豆が庭で売れた〜!」とたいそう喜んだという。それまでは小豆を売るために遠く街まで足を運んでいたからだ。
今では小豆をはじめ、ふきのとうなど季節の野草や山菜のつみ採りなど喜んでやってくれるそうだ。千葉さんがお年寄りに稼いだお金をどうするのか尋ねると、『このお金で孫にお小遣いを渡せる!!』との答え。この話にジーンとした。自分の事ばかり第一に考えてしまう自分が情けなく思った。

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